クロスシートの様式(その4)


・帽子掛け

 この他、クロスシート独特の設備として窓と窓の間にある帽子掛けが挙げられます。

 

帽子掛け[1](細タイプ・2本)
上野 2000.12.1

 

帽子掛け[2](細タイプ・1本)
上野 2000.12.1

 上のように、帽子掛けには2本のものと1本のものがあります。2本のものは間が空いていることからも分かるとおり、中間のクロスシートの窓と窓の間にあるもので、右の座席と左の座席で互いに使っており、1本のものはドア横のロングシートとクロスシートの境にあるものです。
 また、この帽子掛けには上のように細いフックが使われているものの他に、太いものも見られます。

 

帽子掛け[3](太タイプ・2本)
上野 2000.12.1

 

帽子掛け[4](太タイプ・1本)
上野 2000.12.1

 上のようにこのタイプはぎざの入った独特のもので、主に「車体保全工事」対象車などアコモに手の入った車輌に見られます。そのため茶色アコモの車輌でよく見られますが、写真のように青色アコモでも存在しています。

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