ロングシートの様式（その５）

ロングシートの様式（その５）

・共通（運転台後部）

　また、ロングシート車・クロスシート車に共通して存在するロングシートとして、運転台後部のものが挙げられます。


運転台後部ロングシート[１] （張り出しているタイプ・２位側）上野　2000.12.1		運転台後部ロングシート[２] （張り出しているタイプ・１位側）上野　2000.12.1

　このように、運転台とドアの間にロングシートがあり、２位側は２人掛け、１位側は３人掛けになっています。
　２位側と１位側で定員が違うのは、ひとえにこれが乗務員室扉の前に小窓を持つタイプの運転台だからに他なりません。つまり、このようなタイプでは客室に２位側が張り出しているので、その影響で２位側の座席だけが２人掛けになっているわけです。

　また、これに対応して乗務員室の前に小窓を持たないタイプの場合もあります。


運転台後部ロングシート[３] （張り出していないタイプ・２位側）上野　2000.12.1		運転台後部ロングシート[４] （張り出していないタイプ・１位側）上野　2000.12.1

　この場合、客室へは張り出さないため、２位側と１位側は共に３人掛けです。
　ただし、こちらでは連結時に運転台の１位側の扉を開く関係上、上の網棚の桟は運転台から離れています。

←前のページ　次のページ→

「外観と車内設備」に戻る