側面の様式(その1)


・乗務員室

 「乗務員室」とありますが、実際には「乗務員室のドア」の違いと言うべきでしょうか。実はここにも2つの違いがあるのです。
 ただし、前面に向かって左側、いわゆる「1位側」の乗務員扉は、全て下のタイプのものです。
 なお、115系は上野寄りのTcだけが上野寄りが1位・2位で、その他は黒磯寄りが1位・2位になります。

1位側乗務員扉
上野 1999.5.22

 ここで問題にしたいのは「2位側」です。「2位側」は「1位側」の反対の側面のことで、前面に向かって右側になります。
 実はここに2つの違いがあります。

2位側乗務員扉[1](小窓つきタイプ)
上野 2000.11.11

2位側乗務員扉[2](小窓なしタイプ)
上野 2000.8.11

 上のように、乗務員室扉の窓のみのものと乗務員室扉の窓の前に小さな小窓がつくものがあります。つまり、乗務員室の窓が左右対照になっているものと非対称になっているものがあるのです。
 この違いは乗務員室の2位側が客室に張り出しているか否かの違いで、張り出さない場合は前者、張り出した場合は後者になります。

 これも番代によって違っており、前者は初期車(0番代・600番代)、後者は300番代以降のみにみられます。

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